簡単にすぐできる!リボベジで食育を!

食育というと、畑で野菜を育てる
収穫体験を思い浮かべる方も
多いと思います。

確かに野菜を育てたり、収穫して
実際に食べるのは、とてもいい食育です

でもそれをどこの家庭でもやってくださいとは言えません。

日々の生活で忙しい中、なかなかそんなことはできませんよね。

そこでおすすめの食育があります!

それが、
リボベジ!!

リボベジとは
「リボーンベジタブル」の略で
再生野菜のこと。

普段料理で捨ててしまう野菜のヘタや
根の部分を再生して育てることを
言います。

なんか、難しそう。。。

と思いますか?
実はもうやっている!という方も
多いのです。

例えば、豆苗。
豆苗って、根っこから
1〜2センチくらいをカットして、
残った根を水に浸けていると、
またニョキニョキと
生えてきますよね?

そしてそれを収穫して
食べている方も多いと思います。
あれこそまさに
「リボベジ」なんです!

写真ACより

豆苗以外にもリボベジはできる!


豆苗やカイワレ大根以外にも、
「リボベジ」できるものは
沢山あるんです。

例えば根菜。
根菜は葉が生えているヘタ部分
(2〜5cmの厚さにカット)
を切り口が浸かる程度の水に
浸しておくと、2週間ほどで
葉っぱが生えてきます。

大根やにんじん、
カブなんかも再生可能です。

にんじんの葉っぱは、
なかなか食べない方も
多いと思いますが、

パセリ代わりの
料理の彩りに使えます。

大根の葉は、炒めてふりかけに
してもいいですし、
お味噌汁の具にするのも
おすすめです。

玉ねぎも再生可能です。
玉ねぎの芯の部分を水に浸しておく
だけでもニョキニョキと緑色の芽が
生えてきます。

特に味にクセもなく、
万能ねぎ代わりに使うことができます。

写真ACより

葉野菜もリボベジ!

葉野菜も実は「リボベジ」
することができます。
根の部分から3センチほどを
水に浸けておくと、
10日間ほどで葉が生えてきます。

ほうれん草やチンゲンサイもできます。
根っこが残っていなくても、
根に近い部分を残して水に浸すと、
成長するんです。

野菜の生命力はすごいですよね。

写真ACより

リボベジの注意点

リボベジには、いくつか注意点があります。

お水をこまめに変える


1つは「水をこまめに変えること」
これが一番大切です。
新鮮なお水でないと元気には育ちません。

1日1回は必ずお水を換えて、
使っている容器のぬめりや、
水に浸っている部分のぬめりも、
綺麗に洗ってあげてください。

日光に当てすぎない

2つめは「日光を当て過ぎないこと」
基本的には日陰がおすすめです。

植物は光合成が大切!と思って、
日光を当てすぎると、
土に接していないリボベジは
ダメになってしまいます。

基本的には室内の
直射日光の当たらないところにおいて
こまめに様子を見てあげましょう。

新鮮な野菜を使う!


そして3つめは
「新鮮な野菜を使うこと」

元気な野菜の切り口でやらないと、
うまくいかないのが「リボベジ」です。

買ってきて、必要なところをカットしたら
すぐにお水に浸してあげましょう!

そうすることで、成功率が高くなります。

リボベジは何のため?

正直「リボベジ」は、
野菜代の節約になる!
というほどの収穫は期待できません。

どの野菜も、
少しだけ成長した部分を収穫して、
食卓にちょこっと使える程度です。

だから、何のためだ?と聞かれると
観葉植物代わり!という方が多いです。
でも、食育にはうってつけなんです!

野菜の生命力を感じることができたり、
簡単に野菜の成長を日々観察できる!

こんなにお手軽な食育はありません。

手間もたった2週間ほどですし、
土も必要ありません。
虫がつくこともありません。

野菜を畑で育てて、
収穫して食べる体験というのは、
すぐにできることではないですが、
誰でも家で簡単に野菜を栽培して、
実際に食べる体験ができるのだから、
最高ですよね。

是非お子さんと一緒に、
「リボベジ」に挑戦して
毎日変わる野菜の様子を
観察してはいかがでしょうか?