お母さんの手作りが1番だ!という食育論が確かに、存在します。
ここを目指して日々頑張っているお母さんも多いです。
お母さんの手作り、という言葉には甘い響きがありますよね。
お母さんの手作り弁当を推奨する保育園や、小学校もあると聞きます。
さて、この手作りという言葉はどこまで、でしょうか。手作りを突き詰めると、それはそれはすごい人がいます。お味噌や、ベーコンなんかも手作りするツワモノもSNSには存在しますよね。
でも、テレビで料理を紹介すると視聴率をとるのは決まって、
簡単で素早くできる時短料理です。
そう、お料理は多くのお母さんを疲弊させているわけです。
私は、ほぼ毎日ご飯を作っています。娘の健康を考慮して、旬のものを美味しく調理することを心がけていますが、娘のお弁当に冷凍食品も使いますし、日々のご飯に顆粒だしを使う日もあれば、めんつゆを使うこともあります。
だって、忙しいんだもん!
時間ないんだもん!!
でも、色々研究するまでは、娘に「ごめんね」と思っていました。
今は全く思っていません。
むしろイライラしそうなくらい時間がないときは、お弁当にしちゃう時もあります。
「え〜!お弁当!?添加物大丈夫!?」
そんな声が聞こえてきそうですね。
今日はそんな、身近にある食品添加物のお話をしようと思います。
食品添加物は危険なの?
添加物は危険だ!という話は、とても古くから言われていますね。
事実日本で禁止され使われなくなった食品添加物も存在するわけですから、なんだか怖いなぁという印象になるのもわかります。
添加物には色々な種類がありますが、
例えば豆腐を固めるにがりだって添加物なのはご存知でしたか?
添加物は薬にも毒にもならないのです!これは、さまざまな論文で立証されている事実です。
ただ、おびただしいほどの量を摂取すれば、話は別です。
やっぱり危険じゃないか!と思いますか?私たちが生きていくために必要な、塩だって摂りすぎると死んでしまいます。
でも、今日本で使われている食品添加物は、全て動物実験などを経て、人が生涯毎日摂取しても安全な量を定め、許可されているものです。
少しづつでも蓄積されるのではないか?他の添加物との組み合わせで毒性を発揮するのではないか?
これも、母としては当然の感覚ですよね?
でも、大丈夫。人間の体に入った化学物質は、代謝によって排出され健康に害を及ぼすほど蓄積することはありません。
そもそも、生涯毎日摂取しても無害なものです。リスク管理が行われてますから、市場に出回っている範囲のものであれば、掛け合わせで毒性がでることはありません。
そして、こういった事実を知らない方が、「添加物は悪いものだ!」という「何となく」与えられたイメージで思い込んでいるだけなんです。
「添加物が悪いものだ」という発想が生まれたのは、1960年代から1970年代の頃です。この頃、日本で使われていた食品添加物が、複数使用禁止になりました。それによって、「食品添加物=悪」というイメージがついてしまいました。
ただ、この後食品添加物による健康障害の報告は一切ないんです。
使ったって大丈夫!
ここで、誤解がないようにお伝えしたいのですが、
私は食品添加物の使用を推奨しているのではありません!
顆粒だしもめんつゆも、チューブの調味料も、使わなくても済むものです。
手作りできるものです。
でも、使わないことが素晴らしい母親である!という真面目すぎる概念から開放されて欲しいのです。
なぜなら、忙しい中時間に追われて手作りご飯を作って、一緒に食べる時間なく子供が食べてる間に、お風呂を洗いに行くくらいなら、
コンビニ弁当を一緒にお話ししながら食べたほうが、よっぽど子供の心身に良い影響を与えるんです!!
母が母たるために、必要なのは、無添加の手作りのご飯を作ることではないんです!
使うことを是非、自分に許してあげてください。
これらは、調理時間の短縮にとっても便利だからです!
そして、子供の心身に害はないからです!
子供の健やかな成長のために、という一心で時間に追われるくらいなら忙しい日は良しとするのはどうでしょう?
手の込んだ料理も、時短料理も、バランスを考えれば中食(お惣菜)だって、全部、良いのです!
刷り込まれた概念に振り回されず、あなたにしかできない食育をしてあげてください。
大切なのは、一緒に会話をしながら食べる時間なのです!
自分ルールを作ろう!
どうしても、お惣菜や冷凍食品、めんつゆや顆粒だしに抵抗があるなら、
週に◯回はよしとする!など自分ルールを作るのはいかがですか?
私は平日はよしとしています。笑
平日は本当にろくなお料理をしていません。パパッと作れるものしか作りませんし、副菜は冷奴や納豆など、そのまんま作戦です。
本当にクタクタな時は、外食!笑
でも休日、時間に余裕がある日は、いりこで出汁をとってお味噌汁を作ります。餃子を皮から作ったり、何時間もテールを煮てカレーにしたり、時間をかけるお料理を娘と一緒に作ります。
そして、いつもはできないけど、お出汁を取るとおいしいねー、餃子って皮から作るとおいしいねーと、話しながら食べます。
それで良いと思うのです。
時短料理をすることや、お惣菜を使うことは、
全く罪悪感を抱くことではないのです!!
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