子供の偏食に悩むお母さんは、
たくさんいます。
私の周りにも、
頭を抱えている方が少なありません。
無理やり食べさせるのも違うし、
吐いてしまう子もいるので、
親としては心配ですよね。
対処と言っても、
調理方法を工夫するとか
そう言ったことがほとんど
以前このブログの記事にも
書きましたが、
食事の時間などを
見直すのもいいかも知れません。
以前書いた記事はこちら↓
今回この記事では
子供にかける「言葉」について
お伝えしようと思います。
言葉は毎日浴びるもの。
だからこそ、いい声がけをしたいですよね。
この記事を読めば、
偏食にいい作用をもたらす言葉と
よくない作用をする言葉がわかり、
食卓の雰囲気が変わります!
目次
偏食はそんなに神経質にならなくていい!
まず大前提としてお伝えしておきたいのは
偏食は、歳を重ねるごとに
よくなることが多いということです。
嫌いな食べ物が食べられるようになったり
好きになったりする可能性は多いにあります。
栄養面で心配だという方もいますが、
他の食材で補えれば問題ありません。
野菜の代わりに果物でもいいですし、
意外と野菜の栄養は水溶性のものが多いので
スープを飲むだけでも大丈夫。
今はたくさん食材がありますし、
意外と別のもので補えていたりします。
だからそんなに神経質に
気にしなくていいんです。
それでも、その偏食を助長させるような
声がけだけはしたくないですよね。
偏食を加速させる言葉BEST3
3位:嫌だったら
食べなくていいよ
これは一見とっても優しく聞こえますし
食卓の雰囲気はよくなりそうですよね。
でも、この言葉は
お母さんの妥協の言葉。
これを言われると子供は
食べようとトライする気持ちも
なくなってしまいます。
そして、期待されていないと感じ
突き放されたようにも
感じてしまいます。
偏食への対処で大切なのは
「諦めない」
ということなんです。
食べろ!!と叱るのももちろん
よくないですが、
心配だから食べて欲しい。
というお母さんの気持ちは
是非、伝えてあげてください。
「たくさん栄養があるよ」
「美味しいよ」
と食べさせようという気持ちを
優しく伝えてあげて欲しいのです。
声をかけて食べなくても大丈夫。
諦めずに伝えてください。
2位:これを食べないと
〇〇になるよ!
ついつい言ってしまいがちな
言葉ですよね。
「これを食べないとおやつなしだよ」
「これを食べないと大きくなれないよ」
「これを食べないと病気になるよ」
こう言った脅迫的(大げさですが。。。)な
言葉は、偏食に全くいい作用を
生まないという研究結果があります。
大人でも、
これができないと〜だ
という言葉は
とっても嫌な印象しか与えませんよね。
「〇〇しないと、この仕事から外す」
「〇〇できないなら、××にする」
こう言われたところから
よ〜し!!とやる気が出る人は
ごく少数だと思いますw
子供も部下も同じとはよく言いますが、
行動を起こさせようとすると、
やはりそのモチベーションを上げることが
第一ですよね。
ネガティブに響く言葉は極力避けて
まずは、子供を信じてあげてください。
第1位:お行儀が悪いよ!
意外だと思いますが、
実は、食べ方などの躾の声がけが多いほど
偏食が多いという研究結果があります。
マナーの躾は親として
やはり気をつけたいところ。
でもこれを偏食の声がけでしてしまうと
それは思うように作用しません。
理由は、偏食することを
マナー違反として指摘し
結果的に叱っているからではないか
と思います。
「食べられないと恥ずかしいよ」
「残すのは行儀が悪いよ!」
と言った言葉は、
自分への非難として
受け取ってしまうようです。
お箸の持ち方や、お皿の使い方などとは
少し違うのかもしれませんね。
躾の声がけは、
「肘をつかない!」
「音を立てない!」
などやってしまったことを叱る形ではなく
「こうやって食べるのが、
お行儀のいい食べ方だよ。やってみて」
というように、教えて促すことが
有効だと思います。
どんな声がけが有効なのか?
私もついついやってしまっていることが
たくさんあるので、改めて
反省しましたw
さて、ではどんな風に声をかけるのが
有効なのかという話です。
これがまた、意外なのですが、
「食べ物への感謝」の言葉なんです。
そう言われてもピンと来ないですよね。
具体的には
「食べ物に感謝して食べようね」
「農家さんに感謝して食べようね」
「食べ物にも命があるから感謝して食べよう」
と言った感じの言葉です。
正直私はほとんど口にしたことがなかったので
この研究結果を見て、驚きました!
これを考えると、
収穫体験をしたり、生産者を尋ねたり
お料理を経験したりすることが、
偏食克服に有効なのもうなづけますね。
子供達は、大人の言葉に
とても敏感に反応しているんですね。
とは言っても。。。
言葉のシャワーは無意識のものも多くて、
意識したほうがいいとは思いますが、
私は大切なのは、言葉ではなく、
やっぱり、その食卓の雰囲気なのではないかと
思っています。
同じ言葉を受け取るにも、その時の
お母さんの語気やニュアンスを
子供達は敏感に感じ取っているんだと
思うのです。
この言葉はダメ!この言葉は良い!
という情報は、参考までに
受け止めていただければと思います。
子供の偏食を心配して、
この記事を読んでくれただけで、
あなたは子供を思う、
素晴らしいお母さんです!!
ここにある言葉を言ってしまっていても
いくらでも取り返せます!
子供達は、言葉の表面でなく
その向こうの気持ちを
受け取っているからです。
ほんの少しのヒントを
この記事から受け取ってもらえたら
嬉しいです。
ええええええ!感謝?