もう1年ほど前になりますが、
面白い記事を見つけました。
島根県立増田高校のサッカー部が、
「味噌汁プロジェクト」なるものを
始めたという記事です。
サッカーの練習後に、
みんなで1杯の味噌汁を飲むというのを
続けることで、腸内環境の改善を
検証するというものです。
1ヶ月後、部員の腸年齢は、全体の平均で1.16歳若くなったそうです。
試合中、足をつる選手がいなくなったという話もあります。
これら全てが味噌汁の効果か、というとそれはわかりませんが、
味噌汁が健康にいいのは確かです。
目次
味噌汁で熱中症予防?
熱中症は、夏の暑い時期
高温多湿で長時間過ごした場合に、
体温が上昇し
体内に熱がこもって起こる症状です。
熱中症では体内の水分や塩分のバランスが崩れて体温調節ができなくなっってしまいます。
これを予防するためには、汗などで失われやすい水分や電解質を補給することが大切です。
この電解質ってなんでしょう
電解質とは?
電解質とは、つまりイオンのこと。
イオンって聞いたことがありますよね?
このイオンは、ナトリウムイオンとして私たちの汗にも含まれています。
体液の中に存在するミネラルの一部で
体内物質の輸送などの役割を担う物質
カルシウム、
ナトリウム、
マグネシウム、
カリウムなど
が電解質です。
お味噌汁には電解質が含まれる
この電解質を補うのに、一役買ってくれるのが、お味噌汁です!
いわゆる塩(ナトリウムイオン)が豊富なので、熱中症予防に役立ちます。
お子さんが、プールで炎天下で遊ぶときや、テーマパークなどに行く時、
朝ご飯にお味噌汁を出すだけでも
熱中症予防になるわけです!
味噌汁は腸活にも!
最近「腸活」というキーワードを
よく耳にするようになりました。
腸は第二の脳と言われるとも
言いますね。腸内環境が良ければ、
免疫力も高く、体の調子が良くなるというものです。
腸活の基本は、
「プロバイオティクス」
という腸に有益な菌を摂取すること。
つまり善玉菌と呼ばれるものです。
みなさんご存知の乳酸菌や
ビフィズス菌です。
食品ではヨーグルトや味噌、
キムチ、納豆などがそれにあたります。
そしてこの
「プロバイオティクス」
を働かせるためには、
「プレバイオティクス」
という善玉菌の餌も
一緒に摂取する必要があるのです。
「プレバイオティクス」とは、
食物繊維やオリゴ糖を含む食品のこと。野菜や果物、豆類、きのこ類などがこれに挙げられます。
もうお分かりでしょうか?味噌汁にはこの両方が含まれているのです。つまり腸にいい要素が一気に摂れる料理ということになりますね。
味噌汁の塩分は?
味噌汁は、一時期塩分過多だと
敬遠されていた時期もありますが、
今その健康効果が
再び注目を集めています。
厚生労働省の研究によると、
味噌汁をたくさん飲んでいる人ほど
乳がんの発生率が低いそうです。
乳がんの発生率は
「みそ汁1日1杯以下」の人よりも、「1日2杯」の人で26%。
「1日3杯以上」の人で40%も
減少しているという結果でした。
胃がんの死亡率も、
毎日味噌汁を飲む人と
全く飲まない人では48%違う
という研究結果もあります。
さらに老化防止や
血圧低下・睡眠の質向上など、
さまざまな健康効果が
発表されているのです。
味噌汁で夏を乗り切ろう!
味噌汁は、
冷蔵庫で半端に余ったお肉や
野菜を入れられるので、
私はよく作ります。
毎日食卓に出していると、
ない時娘に「あれ?お味噌汁は?」
と言われることもあります。
いりこや鰹、昆布でダシを
必ず取らなきゃいけない
ということはありません。
野菜を入れて、コトコト煮れば、
野菜の出汁で十分美味しい
お味噌汁ができます。
きゅうりとツナと豆腐で
火を使わずに、冷汁にすることも
あります。
冷たい味噌汁も美味しいですよ!
腸にも、健康にもいいお味噌汁!
是非、毎日味噌汁を飲んで、
これからの暑い夏を乗り切ってみてください。
そして、お子さんにも
味噌汁パワーを教えてあげてください。
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