お鍋は食育の宝庫です!

お鍋 材料 にんじん 白菜 豆腐 ツミレ 椎茸
写真ACより

我が家では毎年冬になるとどうしてもお鍋の回数が多くなり、「またお鍋?」と子供に嫌がれてしまいます(笑)あの手この手でお鍋のスープの味を変えたりしながら、お鍋を出しています。洗い物も少ないし、材料を切って入れるだけだし、お鍋は忙しいお母さんの味方ですね。

でも、頻繁につづくと、子供に悪いかな〜とか、またお鍋か〜と思ってしまいますよね。
でもそんなふうに感じる必要はありません!お鍋は栄養満点の夕飯です。

そして、お鍋でも食育はできます!むしろ食育の宝庫です!

食材選びで食育ができる!

野菜 にら エノキ にんじん 椎茸 水菜 白菜
写真ACより

基本的に何を入れてもいいわけですから、お買い物で食材を選んでもらうのもおすすめです。

葉野菜だけでも、
白菜や水菜・キャベツなど色んな種類がありますよね。
そして、大抵野菜は冬野菜になります。

冬野菜にどんなものがあるのか。
今の時期に美味しい野菜=旬なものを
選んでもらうだけでも立派な食育になります。

さらに、キノコ類なども入れますよね。
椎茸や、エリンギ・エノキなどには水溶性の食物繊維が豊富なので、お鍋にはピッタリ。スープまで飲み干そうねと話してあげてください。

野菜をカットしてもらって食育!

水菜 マロニー 白菜 エリンギ 豆腐 にんじん お鍋
写真ACより

材料をカットするのを手伝ってもらってもいいと思います。

包丁を使わせるのが心配な幼児の場合は、手でちぎってもらってもいいと思います。白菜やキャベツは手でちぎり安いですし、ちぎることで味染みも良くなります。

また、小学生から中学生くらいであれば、白菜の削ぎ切りを教えてあげると言うのもおすすめです。断面積が大きい方が、味が染みやすいと言うことがわかるはずです。鶏団子やつみれを一緒に作ってもいいですし、野菜の型抜きや、椎茸の飾り切りを経験させるのもおすすめです!

会話で食育!

食べる時には、冬野菜の凄さを是非教えてあげてください。

例えば、白菜やキャベツ・春菊などは冬の代表格。土の上にできる野菜だから、冬の寒さで凍ってしまわないように水分量を減らして、糖を蓄えているので、よく噛むと甘みを感じることができます。

さらに、土の中にできる、大根やにんじん、ごぼうなどは体を温めてくれる野菜です。もちろん生姜もそうです!こういった会話をするだけでも、とても良い食育になります。

〆の雑炊で食育!

お鍋 雑炊
写真ACより

最後に〆の雑炊を作る時も、食育になります。我が家では必ずお米を洗うのですが、皆様のお宅はどうでしょう?

我が家では娘に「お米を洗ったほうが、周りのぬめりが取れてサラサラの雑炊になって、スープの味がよく染み込むよ」と伝えています。

でも、洗わないとろとろの雑炊が好きという方もいらっしゃいますよね。

私は、食育で大切なのは

「自分の家では洗うけど、洗わずに作るお家もある。洗ったらサラサラになって、洗わないとトロトロになる」

と言うことを教えてあげることではないかと思うのです。

お鍋の雑炊の醍醐味は、お米を洗うかどうか、ではなく、野菜やお肉・お魚から出た出汁や栄養を最後まで味わうことですよね。

お米は洗っても洗わなくてもいいわけです。でも、洗って作ることもある、と言うことを知っていることが大切だと思うのです。

お鍋一つとっても、色んな種類があって、色々な作り方があります。地域によっても食べるお鍋もさまざまです。それを知るだけでも、子供たちにとってはとてもいい勉強になります。

お鍋が美味しい季節。是非お鍋を通して食育して見てください。そして、ご飯作りも楽に、笑顔でお鍋を囲んでください。それこそが最高の食育であることは言うまでもありません。