【オルトレキシア】過剰な健康志向は危険!?

子育てでお料理をしている
お母さんたちは、
みんな真面目で、
少しでも体に良いものをお子さんに…と
考えている方が多いです。

そのために、
できるだけ添加物を避けたり、
有機野菜を使ったり、
無添加のおやつを用意したり。

そういった食意識は、
もちろん悪いものではありませんが、
こだわりが行き過ぎると
ご自身がしんどくなってしまうことが
あります。

今日はそんな、
こだわりが過剰になることで患ってしまう、
新型摂食障害のお話をしようと思います。

食事 イメージ

こだわり過剰は病気!?

これは、アメリカの医師が
1997年に提唱したもので、
「オルトレキシア」と言います。

この摂食障害は、
拒食症でも過食症でもなく、
「自分が健康的だと思っている
もの以外を拒否してしまう」

という症状が出る病気です。

つまり、
「植物性のものを食べるのが
最も健康的だ!」

と思っていたら

それ以外のものを
一切口にしたくなくなる訳です。

どんな症状なのか?

サラダバー トマト ブロッコリー
ビーツ

最近は健康志向の高まりもあり、
食事にこだわる人は増えています。

小麦粉を排除する「グルテンフリー」や、
動物性のものを摂らない「ヴィーガン」、
ダイエットを意識した
「糖質制限」もその1つです。

ではそれらが行きすぎて
「オルトレキシア」になってしまうと、
そんな症状が出るのでしょうか?


自分が健康的だと思い込んだもの以外は
一切受け付けなくなってしまいます


人と食事をすることも
できなくなってしまうと言います。

自分が決めた食事ルールを破って、
食べてしまうと、罪悪感で苦しんだり、
体調が悪くなってしまったりするわけです。

実際は、ルールから外れたものが
健康を害するものではないのに、
罪悪感や思い込みから
体調を崩すようになってしまいます。

逆に、自分のルールに合った
「健康的だと思う食事」をとると、
自己肯定感が高まっていくというのも特徴です。

30代以降の女性に多く、
子育て世代も当てはまるため、
子供にも自分が思い込んだ
「正しい食事」を強要して、
栄養を偏らせてしまうということもあります。

そして、「子供に良いものを」
という考えから始まり、
発症してしまうお母さんもいるのです。

ハリウッドセレブなどの間でも、
「オルトレキシア」になったとカミングアウトして、
ヘルシーな食事に執着するのを
辞めるという人がいました。

この病気が怖いのは、
自分でも過剰なこだわりだと分かっているけど、
辞められないという所だそうです。

まとめ

健康的な食事を心がけることは
とても良いことですが、
健康的な食事を追求するあまりに、
不健康になってしまうのでは本末転倒ですよね。

今はインターネットに様々な情報が溢れていて、
ついつい鵜呑みにしてしまいますが、
科学的根拠のないものも沢山あります。

心と体を健康に保つためにも、
「正しい食事」よりも
「楽しい食事」を是非心がけてください。

楽しく美味しく食べる食事こそが、
一番健康にいいと私は思っています。

野菜が足りないとか、
脂が多いとかは、
翌日にでも少し調整すれば大丈夫。

お子さんのいる方も、いない方も、
健康的な食卓がまず目指すのは、「楽しい、美味しい食事」なのです。

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