秋が深まり、あっという間に
冬になりそうな気候ですね。
秋はまさに食育の季節!
「食欲の秋」というように、
美味しいものがたくさんありますよね。
子供達にとっても、
食育がやりやすい時期でもあります。
なぜなら、サツマイモや栗、
お米やきのこなど、
比較的子供たちが好む食材が、
旬を迎えるからです。
日本には四季があり、
それぞれの季節に旬を迎える食材があります。
まずは、今の季節はこれだよ、
と旬のものを食卓に出してあげて欲しいのです。
目次
まずは旬のものを教えてあげる
旬のものを出すとき、
クイズ形式にするのがおすすめです。
「この中で、秋の食べ物はどれでしょう?」
クイズ形式にすることで、
子供たちはとても興味を持ってくれます。
また、答えたものに関しても、
どんなふうに実るのか、
日本のどこでよく作られるものなのか
などもクイズにすると
一層学びが深くなります。
旬のものは、小学校受験にも出題されますし、
どこでよく作られるものか、は
中学受験にも役立ちますよね。
食卓から学べることは
本当にたくさんあるんです。
なぜ旬のものを食べるのか
そして、旬のものが何か、という話の後
是非、旬のものをなぜ食べるか、
を話してあげて欲しいと思います。
旬のものを食べるメリットは
大きく分けて3つあります。
価格が安い!
まず一つ目は、価格が安い!ということです。
今では、ハウス栽培などが盛んになり、
ほとんどの食材が年中
手に入るようになりましたが、
旬の時期は収穫量が多くなるため、
価格も安くなります。
スーパーに一緒に行った時にでも
その価格に注目して見てください。
旬のものは注目の食材として
大きく陳列されていて、
価格がぐんとお得になっているはずです。
この時、違う季節に買うと
@@円くらいするんだよと
教えてあげて欲しいのです。
この食材の価格を知るということは
食育においてとても大切だと
私は思っています。
将来自立して、自分で食事を作るとなった時
どんな野菜をどう組み合わせて
予算内で料理をするかという感覚は
なくてはならない情報です。
さらに野菜は、様々な気候や要因によって、
値段が変動するのが常ですから、
野菜の値段を知ることは、
世の中を知ることにも
繋がっているんです。
野菜の値段の相場を把握させることは、
子供たちの食意識を向上するだけでなく
社会情勢への意識にもつながるのではないでしょうか?
旬のものは栄養価が高い!
2つ目は栄養価が高いということです。
これは大人でもご存知ない方が
いらっしゃるかもしれませんが、
旬の食材は、他の季節に育てられたものより、
栄養価がとても高いのです。
例えば、ほうれん草は
冬に旬を迎える野菜ですが、
夏でもスーパーなどで
見かけることがありますよね。
でも、この夏のほうれん草に比べて、
旬の冬にとれたほうれん草は、
ビタミンCの含有量が3倍あると
言われています。
他の種類の野菜でも、
旬のものとハウス栽培されたものでは、
約2〜3倍栄養価が違うと言われています。
それはその季節の土のミネラルや、
お日様の光をめいっぱい含んでいるからです。
旬の食材はその食材にとって、
もっともいい生育条件下で育つため、
鮮度がいいだけでなく、
体にいいんです。
そして、もちろん、その季節に
必要な栄養が含まれます。
夏野菜は体を冷やしてくれますし、
冬の根菜は体を温めてくれます。
そう言った、今必要な栄養が含まれている
ということも大きなメリットですよね。
旬は美味しい!
そして、最後は美味しいということです。
旬のものは野菜も味が濃く、
魚は脂が乗っていて、
ぐんと美味しくなります。
食卓ではこの「味」についても
お子さんと話してみてください。
味の話をすると、子供たちは一生懸命、
味わおうとしてくれるはずです。
舌の上で、「普段との違い」
を探すお子さんは、
味の違いだけじゃなく、素材そのものの味に
気づいてくれます。
「美味しいんだよ」は
ある意味魔法の言葉です。
美味しいと言われて食べると
美味しいを素直に探してくれるのが
子供たちの素晴らしいところなんです。
旬は食材が輝く時期
秋の味覚の話をすると、「かぼちゃ」と
言ってくれるお子さんが多いです。
最近はハロウィンも恒例行事になりましたし、
冬至の時に食べるものなので、
かぼちゃ=秋というイメージがありますよね。
かぼちゃも確かに
秋から冬にかけて旬のお野菜です。
でも、かぼちゃの収穫は夏にされます。
旬のお野菜は大抵、
採れたての新鮮なものが美味しいですが、
かぼちゃは数ヶ月保存して熟した方が、
甘みも増して、栄養価も高くなるんです。
旬は、自然の中で育った食べ物が
もっとも美味しく、
もっとも体にいい時期、というわけです。
秋に旬を迎える食材の多くは、
夏の暑さで疲れた胃腸を回復させ、
体を温めてくれる効果があります。
夏の疲れをリセットして、
寒い冬に備えるために、
必要な味覚なのです。
ぜひ、ご家庭でも今の季節ならではの食材を、
ご家族で楽しんでください。
そして、ここにご紹介したお話をしていただけたら嬉しいです。
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