コロナ禍の今だからこそ、家庭の食事が大切になるたった1つの理由

コロナ 食事 子供

コロナ禍が続いています。
自宅で食事をする機会が多くて
毎日の食事作りもうんざりという
お母さんも多いのではないでしょうか?

でも、今こそお家の食事が
とっても重要なんです!
その理由をお伝えしようと思います。

理由は、給食にあり。

今、子供達は学校で、
給食中の会話を禁じられています。

食事の時間自体は、
楽しみであるとは思いますが、
お友達と会話をしながら食事を取ることが
難しい状況なのです。

給食の時間が楽しみだったり、
楽しい会話ができる時間だと
子供達にはとてもいい影響があります。

子供の頃の給食の思い出が
将来の食意識にどんな影響を与えているかを
研究した論文があります。

その論文には
次のように書かれています

給食が楽しい時間であること、楽しい会話ができる場であることが、大人になってからの食に関する意識や食生活行動に好ましい影響を及ぼしていることが考えられ、給食の時間が楽しい場であることが重要だと示唆された

「子供時代の孤食が大人になっての食への意識にどのように影響するのか」2017大妻女子大学家政系研究紀要

大人になってからの食意識とは

●暖かい食事は家族にとって大事であると思う
●家族揃った食事を心がけたい
●食事はなるべく手作りしたい
●栄養バランスを考えた食事をしたい

こういった、
食事に対する意識です。

マスク アルコール
写真AC

子供達にとって、
友達と楽しく食事をする給食は
メンタルにも影響する
という論文もあります。

「給食の時間は楽しいですか」という問いに対して、「とても楽しい」と回答した群は、「それ以外の回答」の群と比較し、男女ともにQOL総得点が高く男子の家族得点をのぞいて有意な差が認められた

「小学校5年生の児童における給食の食べ残しおよび給食の楽しさと QOL の関連性」栄養学雑誌2015


ここでいうQOLとは、

●身体的な健康
●精神的な健康
●自尊感情
●家族との関係
●友達との関係
●学校生活の印象

などを得点化したものです。

給食が楽しいという気持ちは
沢山の感情と繋がり
子供達のメンタルも
健やかにしているのです。

なのに、その給食の時間で
会話を禁止されるということは
楽しい時間を制限される
ということなんです!

会話なく、黙々と食事を取るのは
大人だって楽しくないですよね?

家庭でしかカバーできない!

子供の食事が孤食になるのはよくない
というのはこれまでも
お伝えしてきた通りです

子供のメンタルを健やかに保つためには
楽しい食事がもっとも大切なんです。

そして、給食が楽しい時間ではなくなった今
それをカバーできるのは
家庭での食卓だけです。

そもそも、子供が一緒に食事をとる相手は
本当は親である必要はないんです。
大人であれば、
祖父母でも、
他人でも
親と食べたと同じ効果があると
言われています。

でも、今は他人と食事をとることに
コロナのリスクが生まれてしまいます。

それを考えると、
子供達の食事の楽しさを保つには
家族との食事
がとっても重要になってきます。

家族での食事 サラダ 子供 お父さん お母さん
写真AC

今こそ楽しく会話をしながら食事を

だから今こそ、
家族でとる食事を
会話であふれた楽しい食事に
してあげてください。

クタクタな時は作らなくてもオッケー!

買ってきたものでも、
外食でも、デリバリーでも
向き合って、食事をしながら
楽しく食べればオッケーです!

「美味しいね」
「楽しいね」
と言いながら、今日あったことを
話してください。

きっと子供達は、
いつもと違う環境への不安や
コロナ禍の不穏な空気を
払拭できると思います。

大人にとっても、子供にとっても
今は誰も経験したことのない
未知の環境です。

でも、そんな時だからこそ
子供達に
食卓で安心感を与えて
心を健やかにしてあげたいと
私は思っています。

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