子供を前向きにする食事とは?

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子供の食生活が乱れないように、色々と気を配っているお母さんはとても多いと思います。


忙しくても、外食ばかりにならないようにと、時間に追われながらお料理していますよね?

子供期の家庭での食生活で1番大切なことってなんでしょうか。

とっても面白い論文をみつけました。

子供期の食生活が、
その後の性格特性にどう影響を与えるかという研究です。

これは平成8年に、岡山県の短期大学の学生98名を対象とした研究で、日本家政学会誌に載っています。

この研究の面白いのは、成人に近い方を対象に
遡って子供期の食生活を調査しているところです。

子供期の食生活のデータを見てみましょう!

母親は、非常勤、常勤あわせて72%が働いていて、
主たる食事担当は、母親が95.6%です。

やっぱり頑張ってるなーお母さん!

夕食を誰と取っていたか、
姉妹兄弟が98.9% 両親が97.8% ひとりは7.3% 祖父母が3.2%

間食はスナック菓子が1位。ケーキ類が2位。
おやつは、時々手作りが62.3% いつも市販品が28%
だいたい手作りが9.7% いつも手作りは0%でした。

時々手作りが62.3%なんて!凄すぎます!
食事作りにおやつ作り!素晴らしいですね。
私はいつも市販品の28%にはいります。。。

さて、食卓での食べ方の調査ですが

日本 家 政学 会 誌 Vol. 48 No. 7

こんなにたくさんの項目がありました!

みなさん、当てはまるものありますよね?
これに全て配慮してたら、ウルトラスーパーママですが、これらの項目がどう、性格性に影響するのか興味ありませんか?

性格性は、12項目と多くの項目に分かれていますが、中でも私が着目したのは、
抑うつ性(悲観的・落ち込みやすい)
回帰性(気分が変わりやすい・情緒の不安定)
劣等度(自己評価の低さ)
神経質(打たれ弱い・気にしやすい)
協調性
愛想の良さ
この5つです。

つまり、どの食生活が
子供を、悲観的じゃなく、メンタル安定型で、
自己肯定感が強くて、
打たれ強く、協調性のある
愛想のいい子にするか、
という所に着目しました。

結果は、

もっとも多くの項目、5項目に影響したのは、
「新鮮食材を使った食事」でした。これって、どこのお家もだいたい当てはまりますよね笑。


その次が、4項目に当てはまった「味」!つまり美味しい食事ってことですね。これはわかる!美味しいって幸せですもんね!


3項目に当てはまったのは、3つありました。1つめは
「テレビを見ないで食べる」!

これは、テレビを見ないこと自体が良い訳ではないです!つまり会話をするってことですね。

2つめは「楽しく食べる」これも、会話に当てはまります!

そして、これ3つめが衝撃でした!!なんと、

「経済的に注意した食事」!!!!

だったんです!どうでしょう!!?

食材費をそんなにかけてない食事ってことですよ!?

添加物に注意した食事より


主菜、主食、副菜を揃えるより


季節感や、和風料理より

新鮮な食材で作った、

安くて美味しい料理を

テレビを見ないで楽しく食べる方が、

明るくメンタルが安定した打たれ強い子になるということです!

これこそ、食育だと思うんです!

しかも
時間労力に無駄のない食事、
つまり時短料理も、
抑うつ性にはいい影響を与えるという結果がでています。

子供の心を育む食卓は

美味しいねと言いながら、ご飯を食べることがもっとも大切です。