食事で子どもの自己肯定感を育む!意識すべき3つのポイント

毎日の食卓。
慌ただしくすぎていく日々に、
食事を作って出すだけでも大変!と言う
人がほとんどだと思いますが、
そこにほんの少し意識をするだけで、
子どもの自己肯定感を高めることができるんです。

そもそも自己肯定感って?

サッカー 子ども 小学生
写真ACより


ウィキペディアによると

自己肯定感とは、自らのあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じような意味で用いられる言葉である

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

とあります。

つまり、
自分は大切な存在だ!
自分には行きてる価値がある
自分ならきっとできる!

と言うような


自分が好きだ〜!!!

と言う気持ちです。

これ、本当に大事ですよね。
自己肯定感がない子だと、

どうせ私なんて。。。

やめた!絶対無理!

と、最初から自分を否定したり、
挑戦する事をやめたり
簡単に諦めたりしてしまいます。

将来への目標や夢が見出せず
無気力や脱力感にも繋がってしまう

と言われています。

親としては、子供には、
自分のことが好きな子で
あって欲しいですよね。

この自己肯定感、
ぜひ日々の食育で育んで欲しいんです。
難しいことは何一つありません。
手間をかけることはありません

ポイント1:一緒に食べる

子ども 食事 一人
孤食
写真ACより

共食が大切!と言うのは、色々なところで言われている事ですが、
大人と一緒に食べることは
子供達の自己肯定感を高めます。

家族の食事の時間が、子どもの自尊感情に
与える影響を調べた研究があります。

これは小学校5.6年生と、中学2年生を対象にした
研究です。そこにこんな記述があります。

家庭の食事時間を楽しく過ごせている児童生徒の方が、自尊感情も高く、心の安定も高いこと、また、知的好奇心や生活意欲も高いことが示された。

家庭の食事時間の楽しさが児童・生徒の自尊感情に及ぼす影響
~小学5, 6年生と中学2年生を対象にして~

家族との食事の時間が楽しい
と思うことで、
自己肯定感だけでなく、知的好奇心や心の安定にも
繋がるんですね。

こういった研究はこれまでに数多くあり、
そのどれもが、
家族との食卓の印象が、
自己肯定感に繋がると言う
結果になっています。

私は、これは、
子どもが食卓で、
自分の存在意義を感じられるからだと
考えています。

一緒に食事をとる大人から
必要とされている
愛されている
大切にされている
受け入れられている
そう感じられる食卓が、
自己肯定感を育むのではないかと。

一緒に楽しく食事をとる時間は
大人が考える以上に
子どものメンタルに影響を与えているのです。

そして、それは
栄養を考えた食事や
旬のものを食卓に出すことや
加工品を使わないこと
などよりも、ずっと
影響力は大きいのです。

ポイント2:子どもの話を聞く場にする

サッカーする子ども 夕日 
写真ACより

さあ食卓でお話ししましょう!
と改めて意識すると、
何を話そうかなとなりますよね。

基本的にはなんでもいいんです。
まず、最初はとにかくコミュニケーションを
とるところから始めればオッケーだと
私は考えています。

「今日はどんな1日だった?」
「お母さんはこんなことがあったよ」
「これはスーパーで初めて買った野菜なの」
「これが今の時期美味しいんだって」

なんでもいいです!

食育というキーワードを聞くと、
栄養のことや野菜のこと添加物のことを
子供に教えることだと思う人や
無添加やオーガニックの食材で、
手間暇かけたお料理を食べさせる事だと
思う人が沢山いらっしゃいますが、
全く違います。

食事の時間を大切に考える事
が、食育なんだと私は思っています。

少し話がずれてしまいました(^_^;)

元に戻します。
食卓でコミュニケーションをとるときに
できれば意識して欲しいことは、

子どもの話をきく

ということです。

思春期の親子コミュニケーションと
子どもの自己肯定感との関係を調べた研究によると

毎日の楽しさ及び食事の楽しさへの総効果は,夕食共食頻度よりも自発的コミュニケーションの方が高かった。

家族との夕食共食頻度及び食事中の自発的コミュニケーションと食態度,食行動,QOL との関連
─小学 5 年生及び中学 2 年生における横断的・縦断的検討─

とあります。

つまり、

どれだけ沢山大人と一緒に食べるか
よりも、
どれだけ沢山自分から話すか
の方が、
食事の楽しさへの影響が大きい。

ということですよね。

大人の話を聞くよりも、
子どもの話を促して
聞く。

ということが大切なんだとわかります。

ポイント3:受け入れ、共感する

最後のポイントは
子どもから聞く話を受けとめて
共感するということです。

私は、これが一番大事だと考えています。

子どもとの共食は確かに大切ですが、
これは食事の時間が貴重だからです。

食事以外の時間に、
膝を突き合わせてコミュニケーションをとる時間が
どれくらい作れるでしょうか。

ほとんどその機会はありませんよね。

だからこそ一緒に食事をとることが
大切なんです。

その時間で、
子どもの自発的なコミュニケーションを
促したとしても、
聞いている親が右から左では
全く意味がありません。

子どもは、自分を認め、
受け止め、
共感してくれることを
望んでいるんだと思うのです。

わかってくれる

ということは
親子関係の上でも、
自己肯定感を育むためにも
とっても大切なんです。

だから、「ん?」
と思う話も、一度は受け入れてあげてください。
共感できるところは
全力でしてあげてください。

何を食べるかではなく、どう食べるか

子供達の心身を健やかにするには
何を食べるかではなく
どう食べるかです。

ニコニコ笑顔の大人に
食事をしながら
受け入れてもらって
わかってもらって
褒めてもらう

それが、子どもの自己肯定感を
育みます。

3つのポイントを意識して
今日から是非はじめてください!

皆様の家庭が
疲れることなく
笑顔で溢れますように!


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