今はネットでレシピを検索する時代ですよね。
ワーキングマザーの間でも、
帰宅の電車でレシピ検索する。
という方がとても多いです。
冷蔵庫にあるものを入れれば
簡単にできそうなレシピが
たくさん出てくるので
とってもありがたいと思います。
私もネットのレシピに、
とても助けられています。
目次
レシピが溢れすぎている!
レシピサイトは今、ネット上に
溢れんばかりに存在しています。
文字情報を売りにしているものもあれば、
レシピ動画でよりわかりやすくしている
サイトもありますよね?
ネット上に存在するレシピは
数えきれないと思います。
思いついてもすでにある!
私はお料理番組のプロデューサーなので
番組で紹介するレシピを考えるのですが、
となると
スタッフがスマホを片手に
「すでにありますね」
となるわけですw
この世に存在しない組み合わせは
ないのではないか?
というくらい、
今世の中にはレシピが溢れているんです!
また、レシピには著作権がないんです。
これも、不思議ですよね。
レシピだって立派な作品だと思うのですが、
権利が発生しないんです。
でも、私の尊敬する
「賛否両論」の笠原シェフが
「権利が発生しないからこそ
料理は進化する!」
と仰ってて、
なるほどなぁ〜と思った次第です。
誰かのレシピを元にして、
何かを足したり、引いたりしながら
さらに美味しくて
さらに素晴らしい
お料理が誕生していくものなのかも
しれません。
誰かのレシピを参考に
だからこそ私たちも
ネット上にある
誰かのレシピを参考に
夕食を作りますよね。
ネットで、検索すれば
すぐに参考になりそうなレシピが
ずらりと並ぶ時代です。
そのレシピの作り手も
実に様々
プロの料理人が作ったものもあれば
お料理好きの一般の方の投稿もあるし
料理研究家のレシピもあります。
私はネット上の誰かのレシピを
参考にするときは
3つのポイントを意識して
チョイスするようにしています。
ポイント1:計量されているかどうかをチェック!
日頃からお料理番組をやっていて思うのは
計量がものすごく重要だということです。
計量なくしてレシピなし!
プロの料理人のレシピが
参考になるのは
やはり計量された分量で、
誰でもその味を再現できるからです。
目分量をなんとなくレシピ化されてしまうと
なかなかどうして
その通りの味にはなりません。
計量は実はとても面倒臭い
テレビ番組に出演いただくシェフの中には
大さじや小さじで
計量をしたことがないという方もいます。
そりゃそうですよね。
お店で出すお料理を作るのは
量もすごく多いし、
いちいち小さなスプーンで
計量するなんて
ない人の方が多いと思います。
でも、それをやっていただかないと
醤油とみりんが4:6
とかのおおさっぱな感覚では
レシピは絶対にできません。
でも、これが実は結構面倒な作業なんです。
大さじと小さじ
1・1/2・1/3・1/4
これだけでも細かいですが、
「少々」や「ひとつまみ」
なんて表記もあります。
火加減だって、
弱火・中火・強火だけでなく
強めの中火なんていいう表現もあります。
レシピ化する、というのは
相当手間がかかっているんです。
計量されていないレシピがたくさんある
だからネット上には
こうした面倒な段取りを踏まずに
なんとなくの感覚でレシピ化された
情報がたくさんあります。
私がチェックするポイントとしては
●調味料の全てが大さじ1になっている
●適量表記がほとんど
こういうレシピは、避ける必要はないですが、
きちんと味見をしながら
お料理した方がいいと思います。
食材や調味料の組み合わせだけを
参考にさせてもらって
味付けの加減は
自分の舌でやりましょう!
ポイント2:美味しいが想像できるものを選ぶ!
毎日お料理をしていると
レシピを見ただけで
味の想像がつくようになりますよね。
でも時には
斬新な組み合わせにも遭遇します。
やってみたいという気持ちにもなりますが、
レシピを忠実に作るとなると
味は想像できるものをチョイスした方が
成功率は高いです。
「このレシピは甘辛味で美味しそう!」
などと、頭に思い浮かべることができれば
ある程度できた時に味見をして、
想像していた味に調整して
近づければいいんです!
初めての味は正解がわからないので
自分での調整がやりにくいというのもあります。
「これとこれを組み合わせるんだ!」
「こういう調味料で、こんな味にするんだ!」
とイメージできるものであれば
自分の中の正解を持って作れるので
失敗することはありません!
ポイント3:写真からもヒントをもらおう!
ネットのレシピは情報量が限られるので、
写真や動画をよくみましょう!
例えば、
キャベツをレンジで加熱
熱いうちに、合わせ調味料を入れる
混ぜる
完成!
と書かれたレシピだと
「簡単だな」となりますよね?
でも実際作ってみると
レンジでチンした時点で、
かなり水分が出てしまいます。
レシピ通りに行くと
そのまま調味料を入れることになりますが
そうすると
味はぼんやりしちゃうし、
ビシャビシャな仕上がりになります。
そんな時、
ん?
と思ったその時に
写真をチェック!してみてください。
水分なく、ツヤツヤで美味しそうなら
チンした後に、水分を絞る!
など、
写真からの情報を追加して
作っていくわけです。
動画レシピも同じ!
動画でも、同じです。
全ての工程がきっちりと
動画に収められているわけでは
ありません。
なので、カットが変わった時に
どんなことをされているかを
あなたの目で見極めて
欲しいのです。
上手く使えばとっても便利!
ネットレシピは
世の中に溢れていますが、
ちょっとしたヒントや
レパートリーを増やすのに
活用しない手はありません。
昔は本を買わないと
手に入らなかったレシピアイデアが
簡単に手に入る時代です。
でも簡単に手に入る分、
少しは工夫が必要なのも確かです。
上手に活用して、
美味しいレシピをどんどん
自分のものにしていきましょう。
「◯◯と▲▲を合わせたらどうかな?」