先日「ワーキングマザーでよかったなと思うことって、いつですか?」と聞かれました。その時はとっさにいい言葉が出てこず、

「あれ?私っていつ、働きながらママやってよかったなって思うかな?」と改めて考えてみました。
ワーキングマザーって、自分の時間がないとか、子どもと向き合う時間がないとか、あまりいいイメージの言葉ではないですよね。メディアにも出てくるのは「ワーキングマザーのタイムスケジュール術」とか、「自分の時間がない!ワーキングマザーの苦悩」など、マイナス要素がほとんどです。だけど、ワーキングマザーの良さも絶対あるはず!!そう思って、良いところ探してみました。笑

オンオフのスイッチがはっきりする!

小学生 寝顔 子供 スヤスヤ

その質問を受けた夜、子供を寝かしつけている時、
(恥ずかしながら、我が家ではまだ寝かしつけをしています笑。もう小学3年生なのに!と笑われそうですが、娘は、寝る前になるとベラベラ学校で会ったことを話してくれたりするので、それを聞きたくて隣にいるようにしています)仕事の電話がなりました。
「あ、仕事の電話だから出るね。おやすみ」
といって、寝室のドアを締めて電話を終えた後、寝たかな〜と寝室を覗くと、スヤスヤと寝ていました。その寝顔をみた途端、

んおおおおおおお!!!!
癒される〜〜〜!!!

となりました。(笑)
仕事はモヤモヤすることがふんだんにあるし、家では家事に追われるし、いいことなしのワーキングマザー。でも、この子供の寝顔ときたら、それはもう恐ろしくなるほどの活力剤です。レッドブルよりも、黒にんにくよりも、よし!!!!の気持ちがむくむくと大きくなります。

その時に、

あ、これこそワーキングマザーの醍醐味じゃないか。
と思ったんです。

家を出て仕事する時は、完全戦闘態勢。
鎧をきて、剣を持ち、戦います。
その戦いの達成感やキリキリ舞いも、それはそれで楽しい。だけど、そこには寄せては返す波のように、いい時もあれば悪い時もある。いいこともあれば、嫌なこともある。当然のことですが、何度経験しても心の浮き沈みは疲れるものです。

だけど家に帰って、子供を抱きしめれば(何歳まで抱きしめさせてくれるかわかりませんが)、カチカチに固まっていた何かがほぐれていくのを感じます。仕事で他人から必要とされる喜びとは、全く違った暖かさが、体にじんわりと広がっていくような感覚です。

子供を産むまでは、私には本当に仕事しかありませんでした。仕事以外の時間は食べるか寝るか。オンのスイッチがずっと入ったままだったんです。でも、今は子供の顔を見ることで、オンオフのスイッチができたような気がします。仕事柄、電話やメールは途絶えることはないので、完全にオフにすることはできませんが、子供存在が緩やかに、筋肉の力を抜いていくれているような気がします。子供の体温や鼓動を感じるだけで、こんなにもリラックスするなんて!!誰も教えてくれなかった!!という感覚です。

コミュニティが狭くならない!

働く女性 オフィス ミーティング ディスカッション 男女平等
Free-PhotosによるPixabayからの画像

働いているかどうかで、大きく変わるのが人付き合いだと思います。専業主婦も、働くママも忙しいのは同じ。だけど、付き合う人たちの数は働いていると多くなると思います。ママ友は、情報交換という意味でも、とても頼りになる存在ですが、ママのコミュニティーだけじゃなく
他の人たちとのコミュニティーを持てるというのは、ワーキングマザーの強みではないでしょうか?

ママにとっては、一つのコミュニティーに固執することがないので、気が楽になることが多々あります。仕事の話をママ友にしても、どこかに漏れることもないし、客観的に聞いてもらえたり。どちらも自分の一部だけど、全てではないような気楽さがあります。

仕事でいろんなことがあるように、ママ友などの生活に密着した人間関係もきっといろんなことがありますよね。でも、別のコミュニティがあることで、そのダメージ2分割できるのではないかと思います。

情報収集もそうです。子供の学校や園が一緒だったり、ご近所のママ友からだけでなく、仕事場で出会ったママからは、他の学校や園のお話を聞くことができます。これが、意外と視野を広げてくれるというのもあります。なんとなく、そのエリアや地域では当然とされていることが、実はそうでもなかったりするので

「そっか、そういうのもあるよね」

と新たな扉を開けてくれたりするのです。

いろんな大人と接する機会を与えられる!

子ども 大人 職場 子連れ出社
女性 働くお母さん
FineGraphicsさんによる写真ACからの写真

実はこのコミュニティーが広くなることは、子供にとっても良いのではないかなと思っています。仕事をしているとどうしても調整できなくて、子供と職場の人間を合わせる機会ってあると思うんです。〇〇ちゃんのお母さんとか、〇〇ちゃんのお父さんではなく、先生でもない、そんな大人たちと接する機会は良い勉強になると思っています。
きちんと挨拶をするとか、聞かれたことに答えるとか、当たり前のことですが、日々のこういったやりとりがコミュニケーション能力に結び付くのではないかと。お母さんでもお父さんでもない人って、あまり子供を子供扱いしないんですよね。それはそれで、ありがたいチャンスだと思います。あと、初対面とか、お母さんが少し気を使っている人とか。そういうちょっと、気まずい大人と接する機会ってすごく良いんじゃないかと思うんです。

私も何度か仕事の現場に子連れで行きましたが、その時の子供の立ち振る舞いを見るのも楽しかったです。いつもより少し緊張して、よそ行きな言葉遣いをしたり、挨拶をしたり。普段見ることのできない子供の姿を垣間見ることができました。子供なりに色々と言葉を選んだり、人を観察しているんだなと、成長を感じたりもしました。

私は自宅が自営業だったので、お客さんと接する親を見て、たくさんの大人に揉まれて大きくなりました。大人の裏表や、電話の対応などを観察していたことは、大人になってから

ある意味財産だったなぁ〜
と思います。

社会人一年目によく電話対応なんかを習いますが、決まり切ったマニュアルに縛られず、失礼なく話すということは、親や幼い頃の環境から学んだと思っています。

いかがでしたか?若干絞り出したかのようではありますが、ワーキングマザーでよかった!と思える点をあげてみました。ただ、私は個人的にワーキングマザーであるべきかどうか、は、本人のメンタルのタイプによると思うのです。働く方がメンタルが安定するタイプなら、迷わず働くべきだし、そうでないなら子供のそばにいるのも素敵だと思います。そのことについて語り始めると、またまた長くなりそうなので、またの機会にしようと思います(笑)

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